川崎のオーダーシューズ・健康靴の飯島屋靴店です。外反母趾、偏平足、巻き爪、足のトラブルから修理・調整まで、お気軽にご相談ください。

飯島屋靴店

タコ- たこ -

タコ(胼胝)は、
過度に荷重がかかったり、靴が合わずにぶつかるような状態で皮膚の角質が増殖することで起こります。

タコは靴とすれやすい親指や、小指、足裏など、荷重のかかりやすい部分や靴と皮膚がこすれることによって生まれる皮膚の角質の増殖硬化をさします。
魚の目に比べ、たこには芯がなく表面のみの角質の硬化増殖です。
タコは正式には「胼胝種(べんちしゅ)」といいます、この胼胝は訓読で読んだ場合「たこ」と発音され、より一般に知られています。

原因足の変形や病気、トラブルの原因は?
「なぜ?」「どうして?」そのようになるのでしょうか?

  • 皮膚の角質増殖から生まれるタコ、ウオノメは、出血を防ごうとする体の正常な防衛反応

  • 足の皮膚は熱に弱く、過剰に荷重がかかることがタコやウオノメが発生する原因となる。

  • 体質による部分もあり、生まれつきタコやウオノメができやすい人もいる。

  • サイズが小さい/大きい。幅が狭い/広すぎる等。足に合わない靴を履くこと

  • 甲が止まらず、また紐などで固定しない等、間違った靴の履き方によるもの

  • パンプスやハイヒールで長時間歩行するなど、靴の用途に合わない使用をする

  • 足の特徴や、足の変形などからくる荷重の集中や、靴ずれ、または足の負荷限界を超えた運動、等

もともと、この角質などの皮膚が厚くなる現象は、人間がもともと持つ防衛作用から起こります。
もしも皮膚が厚くならずに、外的刺激を受ければ、皮膚は削られ出血します。こうしたことを防ぐ人間本来の自然な体の営みが角質を生み出すのです。

また、人間の皮膚は低温には比較的強いが、熱には弱い性質を持っています。
とくに、靴の中で足が靴にぶつかるなどの、摩擦など、外的な刺激を繰り返して皮膚が熱を持ってくることで、皮膚は水膨れをつくります。
これが「靴ずれ」と呼ばれるもので、新しい靴を履いたときなど、足になじまない靴や脚と合わない靴などが原因の場合もあります。
そして、足の変形による一部への荷重の集中なども、たこを生み出す原因となります。
こうした、靴ずれ、荷重の集中など外的な刺激が繰り返さ続けると、皮膚の増殖硬化を起こし、タコを生み出すのです。
ただ、生まれつきの遺伝、タコや魚の目が生じやすい体質の方もいらっしゃり、一概に同じ状況で頻発するとは言えないようです。

症状どのような特徴や、
どういった症状があらわれるのでしょうか?

  • 皮膚の角質が増殖し、肉を圧迫し、痛みを感じる。

  • 熱に弱い足は、一定の場所に繰り返し摩擦や圧迫などを受けると水膨れを作る。

  • ウオノメやタコと疣は素人には判別がつきづらく、不用意な疣の処置は他の箇所への感染を招く

  • 糖尿病を患っている方の、足のタコやウオノメなどの角質は慎重に扱う必要がある

角質が厚くなった状態では、肉が圧迫されて痛みを感じます。
この角質も指の上や、足の内側にできる硬いものと、汗で湿った場所にできる柔らかいものと様々です。
摩擦など、外的な刺激を繰り返して皮膚が熱を持ってくることで、皮膚に水膨れが出来ることもあります。

日常わりとありふれていて、軽視されがちなタコですが時に重大な致命傷を足に与えることもあります。
特に糖尿病を患っている方の足のタコに対して、安易に対処することは非常に危険ですので「タコ」くらいと軽くみずに、かならず医師に相談してください。

タコやウオノメと似たもので判別しづらいものに疣(いぼ)があります。疣はウィルス感染なので、胼胝と違い足部以外や骨の隆起した部分以外にも発生し多発する点で、タコやウオノメと区別されています。
足底にできて扁平化したものはテコやウオノメと混同されやすいですが、疣は隆起した表面に毛細血管が存在するので細かい黒い点状斑を持ち、削ると出血することで区別できます。
なお、疣を自分でいじると病変を広げてしまう恐れがあるので、医師の診断と適切な治療を受けることが大切です。

靴での対処足のトラブルに、靴ができること、
飯島屋靴店ができるサポートは?

  • 足の計測などで、ご自身の足をしっかり把握し、足に合った靴を履くこと

  • 甲の部分などで固定できる靴を選び、履くたびに紐を結ぶなど、靴を正しく履くこと

  • 足に状態に合わせたアインラーゲンなどの中敷きを用い、負荷のかかる部分を緩和する

  • 外反母趾やハンマートゥなどの変形により足の甲など、靴が当たってしまう個所を伸ばす

  • 足のケアーなどでタコ・ウオノメなどの角質をケアーすること

極論ですが、タコやウオノメなどができやすい靴は足に合っていないとも言えます。
ご自身の足を正確に把握し、足に合った靴を履くことが大切です。

タコやウオノメのできやすい足をお持ちの方は、アインラーゲンなどによる靴や中敷きによる調整をおすすめします。
足のどの部分に圧力がかかっているかを、フットプリントなどで調べ、足に合わせて適度にクッション性の高い、柔らかい素材や足をささえる堅い素材を組み合わせての中敷き調整を行うだけでも、タコやウオノメなどの角質が自然に消えていくこともあります。

また靴自体に対しても、革の部分延ばしや、シューストレッチャーにより全体を伸ばしたり細かい調整が可能となっております。

同時に、当店ではドイツ式足のケアーであるフスフレーゲも行っていて、タコやウオノメなどの専門的な技術と知識を学んだフスフレーガーによる足のケアーも行っています。
詳細は足のケアーにて紹介しておりますのでそちらもご覧ください。