水虫- みずむし -
水虫は、
白癬菌というカビが足に付着し寄生したものです。湿った状態の続く靴を履いていると症状は悪化します。
いわゆる水虫は、カビの一種である「白癬菌(はくせんきん)」が足の皮膚などに付着して、寄生することで起こる皮膚病です。白癬菌は免疫機能の低下した状態では、体の様々な場所で見られますが、足に付着した場合は足白癬「あしはくせん」といいます。
原因足の変形や病気、トラブルの原因は?
「なぜ?」「どうして?」そのようになるのでしょうか?
バスマットやスリッパなどから感染する例が多く、靴を脱ぐ習慣の多い日本では非常に多くみられる
再発しやすく、家族や、周囲の協力が非常に大切で、根気よく治療を行うことが大切です。
通気性が悪く、湿った状態の靴を長時間履いていると、白癬菌は増殖し、症状は悪化する。
水虫の原因である白癬菌は、基本的に人から人への感染です。足の指の間などに汗や垢などの汚れが溜まり、それが白癬菌の温床となります。
白癬菌への感染の多くは家族内感染が多く、バスマットやスリッパなど、家族で共用してなおかつ感染者がいる場合、注意が必要です。
白癬の根治が難しい理由の一つが、家族の誰か一人だけが治療を行っても、再発・再感染を繰り返すことにあることです。
家族で一致してきちんと治療することが大切です。万一、症状があらわれた場合、「水虫」と甘くみてはいけません。
早期に医師の適切な診断を受け、そして根気よく、家族で協力しながら治療することが大切です。
長時間ブーツなど通気性の悪いを履いたり、雨でぬれたり湿った状態が続くことでで白癬菌が増殖し、寄生します。
基本的に靴による感染は、感染者の靴を履くということがない限りありません。
靴を脱ぐ習慣のある日本ではより感染しやすい環境にあるのは確かでしょう。免疫力の違いなどから感染は、個人個人の様態によってまちまちです。
また、感染が長期にわたることで、爪白癬などを発症することがあります。
症状どのような特徴や、
どういった症状があらわれるのでしょうか?
一般的な水虫のイメージである「かゆみ」は全ての人に見られるわけではない。もちろん痒い人は痒い。
「小水疱型」は足の裏や指に水ぶくれができ、夏に症状が悪化する
「趾間型」足の指の間に感染し、皮がむけたり、水疱が見られる。夏に症状が悪化する
「角質増殖」は足の皮膚が分厚く硬り、冬にひび割れるようになり症状が悪化する
水虫ときけば、「あしがかゆい」といったイメージを持ちますが、これは一面に過ぎず、足の痒みを伴わない場合も多くあります。
そのため、知らず知らずに水虫になっていたという事もよくある話です。
乾燥している足の甲側より、足の指の間や、足底など、汗腺が多く、湿っている箇所に多くみられ、症状や汗腺場所から、大きく3つの型に大別されます。
(1)小水包鱗屑型(汗疱上白癬)
小水包型の水虫は、足の裏や指に小さな水疱ができて、それが破れて、皮がむけてしまうような症状を起こします。
ときには大きなの水疱を形成することもあり。かゆみは強く、季節的には夏での悪化が見られます。
(2)趾間型白癬(趾白癬)
いちばん多いタイプの水虫でその名の通り、足の趾の間の皮膚に水疱ができたものです。
指の間が赤くはれあがったり、皮がむけたりします。また、皮が白くふやけてジメジメし、赤くむけてただれてきます。
水疱型と同様に、かゆみは強く、夏場に悪化する症状が見られます。
(3)角化型
一見すると水虫とわかり辛く、足底全体が角化しひび割れて硬くなります。
踵の皮膚が厚くなってひび割れが生じている場合、この角化型の足白癬が疑われます。
乾燥性で皮がむけたり、角質がボロボロ落ちたりして、その角質があらたな感染源になる事もあります。
家族や他の人はもちろん、本人の手のひらにも移行している場合もあり、多くは乾燥した冬場に悪化します。
靴での対処足のトラブルに、靴ができること、
飯島屋靴店ができるサポートは?
極力、足は清潔な状態を保ち、入浴の際は石鹸で足の指の間までよく洗う。
吸・放湿性の高い靴、中敷きのある靴を選ぶ。通気性の良いサンダルなどが良い。
長時間同じ靴を履き続けることは避け、最低2足以上の靴を用意し、履き替える。
靴下は五本指のものを選び、素材は綿など吸湿性の高いものを選び、こまめに取り換える。
足に合わない靴は余分な発汗をうながす為、足の計測を行い、自分の足に合った靴を履く。
足のケアーを行い、負担を軽減する。
靴が原因で水虫に感染することは、感染者の靴を履かない限りはありません。
ですが、水虫が悪化する原因には靴が大きく関係していることは事実としてあります。
白癬菌は、じめじめと湿りった適度の暖かさを持つ場所を好み、繁殖するので、通気性の悪い靴の中は、白癬菌にとっては温床となります。また多汗症の兆候が見られる方などはこの傾向が強くなります。
ですから、靴は通気性がよく開放的なサンダルなどが理想ですが、日常の生活において、どうしてもそういった履物ではいられない場面は出てきます。
そうした場合、日常のちょっとした工夫で、状態を改善することも可能です。
靴下は吸湿性の良い綿製の五本指のものを選び、最低でも一日2回程こまめにとりかえる。
靴やスリッパを何足か用意し交互に履き、中敷きが取り出せるタイプであればはずして乾かす。
靴が脱げる環境であれば、極力蒸れないように気を使い、サンダル等が使用可能な場面であれば、履き替える。
等、手間かも知れませんが、そうしたことを行うことで状況は違ってくるはずです。
厚くなった爪などが痛い場合、当店での足のケアーで状態を改善することも可能です。
また、足に合わない靴は余分な発汗をうながす為、足に合った靴を履くことも大切です。